満を時して発売されたShure初の完全ワイヤレスイヤホン「AONIC 215」が見事にリコールになりましたが、他社がこの状況に乗じて競合品を投入しているみたいです。
Fiio UTWS1 MMCXが気になりeイヤホンさんに先日行ったのですが、iBassoのMMCXイヤホン完全ワイヤレス化アダプターもあったので、試聴した結果こちらの方が音質が良かったので購入しました。
梱包物
- 充電ケース(USB Type-C充電またはQi充電に対応)
- 充電用ケーブル(USB Type-A→Type-Cケーブル)
- 左右のレシーバー(Bluetooth5.0対応、左右独立アンプ)
- 取扱説明書、製品保証書
となっています。
バッテリー持続時間
充電ケースとの併用の公称値で24時間となっているので、2〜3日に1回程度の充電で十分運用出来るバッテリー容量だと思います。
レシーバー単体での連続再生時間は4時間です。
電波干渉の有無
CF01で音楽を流しながら、某巨大ターミナル駅構内を歩きましたが、電波干渉による音の途切れや遅延、ノイズ混入はなかったです。
電波干渉の問題は多分大丈夫じゃないかなと思います。
音質
試聴イヤホン
- Shure SE846
- Fender FXA9
試聴DAP
- iPhone11 Pro
試聴コーデック
- AAC
感想
ハイエンド機で試聴しましたが、イヤホンがもつ音の解像度は担保していますね。
Bluetoothレシーバー:EarStudio ES100を持っているので比較して聞きましたが、遜色はなかったです。
試聴イヤホン本体の音質に左右されますが、いいイヤホンを取り付ければ、各種完全ワイヤレスイヤホンを凌駕する音質と遮音性が実現出来ます。
装着感
Shure SE846
シェルが小ぶりなのでCF01を取り付けた際、耳との装着感は悪くなかったです。
徒歩での移動程度であれば、脱落する心配はないないと思います。
Fender FXA9
Shureイヤホンよりシェルが大きいFenderのイヤホンをCF01に取り付け装着したところ、耳との装着感は正直よくなかったです。
耳にちゃんと掛かっていない感じがして、徒歩での移動中脱落が気になって仕方がありませんでした。
組み合わせるイヤホンをCF01に取り付け、装着感は確認はした方がいいと思います。
MMCX端子の接続精度
ここがこの製品の大きな問題点です。
接続、特に取外しの際は非常に硬く、MMCXコネクタへの負担が相当かかる接続精度だと感じました。
正直接続精度は悪いです。
MMCX端子の破損のリスクがあるので、ハイエンドイヤホンの利用は避けた方がいいでしょう。
接続が非常に硬いため、人力では安全にイヤホンが取り外せない可能性が極めて高いです。
FinalのMMCX ASSISTも合わせて購入されることをオススメします。
ShureイヤホンのMMCX端子にはワッシャーがついてますので、MMCX ASSISTでの取外しは特にご注意下さい。
まとめ
音質は満足なのですが、
- 接続するイヤホンによっては装着感に難がある
- MMCX端子の精度が悪く、脱着時にイヤホン破損の恐れがある
という点に大きな不満があるので手放します。
故障してもOKなローエンドイヤホンを完全ワイヤレス化したいのであればCF01はありかもしれません。
Shure AONIC215(のBluetoothレシーバー部)が再販されるのを気長に待った方が無難かなー。
AONIC 215再販されるようです
2020/10/10に再販されるようです。
こちらの記事をご覧頂けると幸いです。