CloudSourceRepositoriesを使ってみる

この記事は約3分で読めます。

当ブログのリソースをリポジトリで管理したいなと前々から思っていたので今回CloudSourceRepositories(GCPのGitリポジトリ)使ってみました。

Cloud Source Repositories のドキュメント  |  Cloud Source Repositories Documentation  |  Google Cloud
継続的インテグレーション、配信、デプロイのための統合機能を持つフルマネージド プライベート Git リポジトリ。リリースの迅速化に役立つ Git ソース管理サービスです。

※AWSでいうCodeCommitですね。

スポンサーリンク

料金

公式Docをみたところ次のようになっていました。

  • リポジトリ数は課金対象外。ただし割当可能な上限数はあるとのこと
  • プロジェクトユーザーが5名を超えた場合、1名あたり1$/月
  • ストレージの使用量が50GBを超えた場合、月額1GB あたり $0.10
  • 下りネットワーク(GCPから外に向けた通信)の通信量が50 GB を超えた場合、1GB あたり $0.10

Always Free プロダクトをみたところ、月間の使用量が上記公式Doc記載の課金条件を超えなければ無料枠内に収まるようです。

wp-content/uploads内の画像ファイルのデータ量に注意する必要があります、画像ファイルをGCSに移行、整理した後にCloudSourceRepositoriesを使った方が良さそうです。

スポンサーリンク

リポジトリの作成

GCPコンソールのメニューからSourceRepositoriesをクリックします。

初めてCloudSourceRepositoriesを使う場合、下記画面が表示されますので「開始」をクリックします。

「リポジトリの作成」をクリックします。

今回は新規リポジトリを作成しますので「新しいリポジトリを作成」を選択し、「続行」をクリックします。

※GitHubなど外部リポジトリと連携できるようです。

リポジトリ名を入力し、作成先のプロジェクトを選択した後「作成」をクリックします。

プロジェクト選択のプルダウンで新しいプロジェクトを作成・選択する事も可能なようです。

次の画面に遷移します。

今回はリモートリポジトリをローカルPCにクローンしますので「ローカル Git レポジトリへの リポジトリのクローンの作成」を選択します。

認証方式は

  • GCPが発行する認証鍵でのSSH認証
  • Google Cloud SDKでの認証(Googleアカウントを利用)
  • 手動作成した認証情報での認証

が選べるみたいです。

認証鍵の管理が面倒臭いのでGoogle Cloud SDKを利用し、Googleアカウントで認証させる事にします。

画面に表示されているコマンドを手順4までターミナルで実行します。

手順4に記載されているディレクトリ配下にCloudSourceRepositoriesへ追加するリソースをコピーします。

コピー後全てのリソースをコミットするため、下記コマンド順次実行します。

#全てのファイルをcommit対象にする
git add .

#ステージングエリアにファイルが移動された事を確認
git status

#コメント付でcommit
git commit -m '初回コミット'

#ログの確認
git log

最後に手順5を行いリポジトリへpushします。

git push -u origin master

pushが終わったらブラウザをリロードし、リポジトリへリソースが登録されている事を確認します。

CloudSourceRepositoriesはGCPの様々なサービスと連携出来るようで、GAEについてはリポジトリから直接デプロイ出来るようなので、今後勉強がてら試してみようと思います。

何はともあれGitリポジトリでリソース管理し始めたのでバックアップの問題は解消しました。

 

スポンサーリンク

追記:GAEへの自動デプロイについて

Cloud Buildと連携させることで、CloudSourceRepositoriesのpush通知をトリガーにしてGAEに自動デプロイすることが出来ます。

設定方法はこちらの記事をご覧下さい。